理系書店員のひとりごと

水環境に興味があり「技術士」を目指す書店員のブログ。将棋アマ5級程度。日本手相能力検定3級。マラソン元サブスリー。トライアスロンはそこそこ。桑名七番勝負1回戦敗退。

運に好かれる人、運の習慣 ③

  運については、勝負の世界で生きる将棋や囲碁のトップ棋士からも珠玉の言葉が残されています。最近出版された書籍には以下の表1のような様々な言葉があります。

表1は、少し前に書店員が何となくまとめてみたものです。将棋の世界で最も有名な羽生さんは、運やツキに関して積極的には語られていないので、ここにはお言葉などを載せていません。)

 

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 表1. 運に関する将棋のトップ棋士の言葉

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大山康晴 氏: 

 他の追随を許さない「受け将棋」の達人。十五世名人・永世十段永世王位・永世棋聖・永世王将の5つの永世称号を保持。順位戦A級に在籍しながら、1977年(昭和52年)から1988年(昭和63年)まで日本将棋連盟長を務めた。1990年(平成2年)には将棋界から初めて文化功労者に選ばれたほどの方である。

谷川浩司 氏: 

 対局の終盤、寄せの場面で飛びぬけた能力を持っていたことから、その終盤術は「光速の寄せ」と呼ばれ良く知られている。十七世名人の資格を保持しており、日本将棋連盟会長(2012年12月 ~ 2017年1月)も務めた。

井山裕太 氏:

 日本史上初の囲碁タイトルの七冠およびその後の2度目の七冠達成を成し遂げた今や知らぬ人いない囲碁トッププロ棋士。「本因坊文裕」を号す。平成30年に国民栄誉賞受賞。

 

 『運とは何か』について、1986年当時の大山氏は、著書の中で「即答できない」「得体の知れないもの」と記しており、「運は、~人間が努力を重ねても、つかまえられない」と仰っているが、一方で、『運に影響するもの』としては、「日頃の心構えや行動」とされています。そのことについては谷川氏も同様のことを仰っています。これには私も今ならなるほどなと思うのです。

 ところで、2018年に投打の二刀流選手として大リーグで活躍し、新人王を獲得した大谷翔平選手が、高校1年生の時に作成した目標達成表表2が話題になっています。正直、これだけのことを正確に認識し、また意識して努力を続けてこられたということ事態が衝撃的なのですが、この目標達成表そのものが秀逸なのです。そもそも、大人でもこのレベルのものを作ることは容易ではありません。(まず、この表の大切さに気づくこと。この表を作成しようと思うこと。この表を作成するためにわざわざ時間を設けようとすることができる人は意外と少ないと思います)

    

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 ここで特筆すべきは、目標達成の8要素の1つに『運』が入っていることです。大谷選手は少なくとも高校生のころから、運の重要性について認識していたことになります。しかも、その運を身に付けるための要素としてさらに表中に8つ挙げていますが、これらはまさに上述の「日頃の心構えや行動」です。棋界の名人クラスの方々と同様のことを、高校生の大谷選手が正確に認識されていたことには衝撃を覚えます。

  最後に、書店員としては、この運を身に付けるための8要素の中に「本を読む」ということを挙げていたところに、さすがであると感じました。野球以外のことも積極的に吸収しようという姿勢は、彼が運を味方につけて大成するのを大いに後押しするだろうと思うのです。